ちえ
ちえ
こんにちは!ちえです。
皆さまにお金の知恵を共有したい!という思いから「ちえ」という名前になりました。
今回は「一人親方が社会保険に入っていない理由とは?」についてお話したいと思います。

会社で社会保険に入る場合・入らない場合の年金の違い

会社で社会保険に入る場合(サラリーマンの社会保険の場合)

年金は「厚生年金」、医療保険は「健康保険」になります。

会社で社会保険に入らない場合(自営業、パートの方など)

年金は「国民年金」、医療保険は「国民健康保険(国保)」になります。

ちえ
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建築業界の場合は、一人親方として働いている方が大多数かと思います。

一人親方の働き方による保険の違い

請負としての一人親方の場合

仕事の完成を目的とした請負契約を結んで働く一人親方です。
この働き方の一人親方は、自治体国保や建設国保に加入されている方がほとんどです。

労働者としての働き方に近い一人親方の場合

一人親方が現場で仕事先の監督を受け、その指示のもとで働くなど、労働基準法上の労働者と変わらないケースはあります。
その場合、労働者性が認められれば、法律上の個人事業主である一人親方ではなく、労働者と判断されます。
健康保険などの労働者の社会保険に加入する必要があり、仕事先は労働者を雇用する事業所として社会保険に加入させる義務があります。

実情として、請負としての一人親方が多いことから、社会保険に未加入の方が多いのが現状です。
そして、建設業界では社会保険未加入の会社が多い事で、若手の人材が獲得できていないことが問題となってきました。
そこで2020年5月より、建設業法改正により、社会保険への加入有無が、工事の受注や審査に大きな影響を持つようになりました

まとめ

  • 建設業界では請負としての一人親方の場合社会保険加入の義務は無い
  • しかし、社会保険に加入していない業者に対して、業務が不利になるような制度が増えたため、工事の受注や審査に影響あり
ちえ
ちえ
これからの一人親方は、社会保険に加入していく流れが強まると考えられます。